「新NISAで今の生活を豊かにしたい」という時に有望なのが高配当株投資です。
しかし
そもそも高配当株ってどうやって見つけるんだろう?
ごく一部の高配当株しかわかっていなくて、本当はもっと良い銘柄がたくさんあるんじゃないのかな?
という悩みに直面する人も多いでしょう。
この記事では、それらの悩みを解決できる「高配当株の探し方12選」というテーマについて、高配当株投資でセミリタイアをした株タヌが解説します。
株タヌが実際に使ったことがある方法のみを紹介している、実体験に基づいた内容だよ
高配当株の探し方がわかれば、
- 優良銘柄を見つけやすくなり
- 高配当株投資に対する不安も軽減でき
結果的に、高配当株投資を楽しめるようになります。
本文では次の「高配当株の探し方12選」を、おすすめ度が高い順に紹介。
ぜひ最後まで読んでみてください。
探し方①スクリーニング(条件で絞り込む)
- ツール:マネックス証券の「銘柄スカウター」
- 費用:無料
- やること:「配当利回り」や「連続増配年数」で高配当株を絞り込む
- おすすめ度:★★★★★
マネックス証券独自の”無料”銘柄分析ツール「銘柄スカウター」のスクリーニング機能を使って、高配当株を探す方法です。
高配当株を探す際に、”網羅的に探すことができる”最もおすすめの方法です。
自分でこだわりの条件を使って銘柄を絞り込むのももちろん良いですし、下の画像のようにマネックス側で用意してくれている「おすすめスクリーニング」を使うのも良いでしょう。
「高配当」かつ「業績が良い」などスクリーニングをしっかりすれば
をもらすことなく探すことができ、
を避けやすくなります。
実はスクリーニング機能は、だいたいどの証券会社のツールでも利用可能です。しかし株タヌとしてはマネックス証券を強くおすすめします。
なぜかというと「連続増配年数」をスクリーニング条件として使えるからです。
株タヌが使ってきたスクリーニングツールの中で、「連続増配年数」で絞り込みができたのはマネックス証券だけだったよ
高配当株投資と連続増配株は非常に相性が良いです。
なおかつ損益通算できないために”負けない投資”が必要なNISAでは、連続増配株は有望な投資先となります。
ただし1点注意が必要なのは、マネックス証券の銘柄スカウターは「マネックス証券に口座を持っている人だけが使える」こと!
とはいえ口座開設の手続き(10分ほど)さえしてしまえば、入金や実際の投資をしてない状態でも、すぐに銘柄スカウターを使えます。
株タヌを含めた多くの高配当株投資家が利用しており、
どちらにも重宝する無料ツールです。
NISAで高配当株投資をするのであれば、使った方が良いと思いますよ。
探し方②指数の構成銘柄
- ツール:特になし
- 費用:無料
- やること:「日経連続増配株指数」などの構成銘柄をチェックする
- おすすめ度:★★★★★
日経連続増配株指数など指数の構成銘柄から、高配当株を見つけるという方法です。
手軽に優良銘柄を探せます。
株タヌがよくチェックするのは
の2つです。
他にも
- 日経平均高配当株50指数
などがあります。
自分の投資方針と合う指数が見つかると、高配当株を探すのも楽になりますね。
探し方③ファンドの構成銘柄
- ツール:特になし
- 費用:無料
- やること:「(1478)iシェアーズMSCIジャパン高配当利回りETF」などの構成銘柄をチェックする
- おすすめ度:★★★★
高配当株系の投資信託やETFの構成銘柄をチェックし、高配当株を見つける方法です。
先ほどの指数の構成銘柄を見る方法と、要領は同じだよ
株タヌが見ている例を挙げると
などです。
手軽に高配当株を探せる方法として「ファンドの構成銘柄を見る」を知っておくと、高配当株投資に役立ちます。
探し方④無料レポート
- ツール:Weiss Ratings
- 費用:無料
- やること:メルマガ登録時に読める無料レポートで銘柄をまとめて知る
- おすすめ度:★★★★
Weiss Ratingsといった投資系のメールマガジンに登録した際に無料で読めるレポートから、高配当株を見つける方法です。
Weiss Ratingsの無料レポートでは「米国株」が紹介されているよ
2024/4/9時点で読めるレポートは
- Weiss Ratings:「右肩上がりの最高ランク米国株トップ25銘柄」
です。
日本の高配当株に比べて米国高配当株は情報を集めにくいため、こうしたレポートを利用して一気に情報を集められると楽ですね。
紹介されている銘柄にそのまま投資することは避けるべきですが、「米国高配当株をまとめて知る」には、非常に使えるツールだと思います。
実際、私もこれらのレポートを読んで知った銘柄のいくつかには投資をしています。
探し方⑤当ブログの銘柄分析ページ
- ツール:特になし
- 費用:無料
- やること:当ブログの「銘柄分析」カテゴリーの記事を読んでみる
- おすすめ度:★★★☆
当ブログの銘柄分析ページでは、高配当銘柄を中心に注目銘柄を紹介しています。
それらの記事を見れば色々な高配当株が見つかるでしょう。
ただし投資を推奨しているわけではないため、あくまで「高配当株を知るきっかけ」として読んでもらえればと思います
探し方⑥投資ブログ
- ツール:特になし
- 費用:無料
- やること:信頼できそうな投資家のブログで紹介されている銘柄をチェックする
- おすすめ度:★★★☆
投資家のブログを読んで、高配当株を探す方法です。
まずは
- 本を出版している人
- SNSで何万にもフォロワーがいる人
のような、知名度がある人から見ていけば良いでしょう。
ちなみに私がよく参考にしているのは、後述の投資本の著者でもある
という方々のブログです。
探し方⑦投資家のSNS
- ツール:X
- 費用:無料
- やること:信頼できそうな投資家のXで紹介されている銘柄をチェックする
- おすすめ度:★★★☆
X(旧Twitter)で信頼できそうな投資家をフォローし、そこで言及されている銘柄をチェックする方法です。
気軽に色々な高配当株を知ることができて、便利だよ
ただし投資家によって投資の目的が違うため、当然投資のスタイルもそれぞれで違う点には注意しましょう。
具体例を挙げると、高配当株投資をしたい人が「成長株で値上がり益を狙っている人」の投稿を見ても参考にならない、といったことです。
「S株」「1株投資」といったワードで検索すると、色々な投資家を見つけられます。
Xには投資初心者からベテランまで、さらに情報商材の販売を目的としたアカウントまで色々とあるよ
情報の精度は必ずしも高くないため、ほどほどの距離感で使うようにしましょう。
私がよく参考にしているのは、先ほどの投資ブログのところでも名前を挙げた
です。
日本の高配当株に投資をしていて、ほぼ毎日その日の投資銘柄を投稿されています。
探し方⑧メールマガジン
- ツール:”Weiss Ratings”、”「年100回配当」投資術”
- 費用:無料(有料版もある)
- やること:メルマガ登録して時折紹介される銘柄をチェックする
- おすすめ度:★★★
先ほどの無料レポートのところでも紹介した:”Weiss Ratings”や”「年100回配当」投資術”といった投資系のメールマガジンに登録し、メールマガジンの中でたまに紹介される銘柄をチェックする方法です。
良い点は
気になる点は
です。
しかし無料版だけでやってたらビジネスとして成り立たないので、まあ仕方ないと思います。
メリットの方が大きいため、読んでおいて損はないメールマガジンです。
もし合わなければ、メールマガジンを解除して終わりだしね
無料版と有料版がありますが、まずは無料版を読んでみましょう。
無料版でも投資について学べたり、銘柄を知ったりすることができます。
そこで「すごく自分に合う」という場合は有料版について調べてみる、という向き合い方がおすすめです。
探し方⑨リベシティ
- ツール:リベシティ
- 費用:月2,000円~(無料体験30日間あり)
- やること:「学長マガジン」というコンテンツで紹介されている高配当株をチェックする
- おすすめ度:★★★
ベストセラー本『お金の大学』や、マネー系のYouTube番組「リベラルアーツ大学」で有名なリベ大のオンラインコミュニティに参加する方法です。
会員になると読めるコンテンツの中に
などがあります。
株タヌの見解としては、高配当株の情報は
かなり質が高い
です。
以前はYouTubeの番組内で無料で紹介されていたこともあるのですが、影響力が強く、株価が動いてしまうという理由で、今ではリベシティ内限定で公開されています。
惜しいのは月2,000円以上の会費が必要なこと。
しかしリベシティでは高配当株に限らず
- 投資全般
- 副業
- 人生論
といった様々なテーマについて学べます。
やる気と行動力がある人なら、簡単に元が取れてしまうでしょう。
気になる人は30日間の無料体験だけでもやってみると良いよ
合う人ならお金に対する悩みや疑問をどんどん解消できますし、合わなくても無料期間で終われば良いだけですからね。
探し方⑩株探プレミアム
独立系では国内最大規模の株式情報サイト「株探」の有料プランです。
このツールの良いところは
こと。
それがそんなにすごいことなの?
と思う人もいるかもしれませんね。
しかし実際に調べてみるとわかりますが、
はかなり難しい。
なぜなら、全然情報が見つからないからです
しかし高配当株投資、しかも「負けにくい投資が必要」なNISAでは、連続増配株は有望な選択肢。
株探プレミアムならそんな連続増配株を簡単に調べられ、「NISAで高配当株投資」の強い味方になってくれます。
ただ月額料金がそこそこかかるため、
- まずは無料体験期間でしっかり情報を集める
- それ以降は必要になった時に短期集中で有料プランを使う
という使い方がおすすめです。
探し方⑪投資本
- ツール:特になし
- 費用:書籍代
- やること:高配当株が紹介されている本を読む
- おすすめ度:★★★
高配当株が紹介されている本を書店で購入する方法です。
実績のある人が本を出すことが多いため、様々な人が情報発信しているSNSやブログと比較して安心感があります。
ただし相場は日々変わるため、出版から日が経つほど情報が古くなる点には要注意
また図書館で投資本を借りられれば書籍代はかかりませんが、私の経験上そうした投資本が置いてある図書館は少ないですね。
ちなみに高配当株が紹介されている本で、私が読んで良かったのは次の4冊です。
探し方⑫株雑誌
- ツール:①楽天マガジン、②Kindle Unlimited
- 費用:①月418円、②月980円(どちらも無料体験期間約1ヶ月あり)
- やること:週刊東洋経済、週刊エコノミスト、日経マネー、ダイヤモンド・ザイなどの株雑誌で紹介されている高配当株をチェックする
- おすすめ度:★★☆
投資系、経済系、ビジネス系、の雑誌で「高配当株が特集されている回」を読んでみる方法です。
とにかくたくさんの高配当株を知りたい!
という時に便利。
ただし「紹介されている高配当株をそのまま買う」というのは避けましょう。
なぜなら業績がイマイチだったり、旬を過ぎている銘柄も含まれていたりするからです。
とはいえ、「高配当株を知るきっかけ」として便利なツールであることは間違いありません
「楽天マガジン」やAmazonの「Kindle Unlimited」といった、雑誌を読み放題できるサービスを使うと、安く、自宅でそのまま読めて良いですね。
書店やコンビニに出かけてわざわざ雑誌を1冊1冊買う必要は、今はないと思います。
まとめ
この記事では、「高配当株の探し方12選」について、株タヌの実体験ベースで解説してきました。
繰り返しになりますが、高配当株の探し方がわかれば、
- 優良銘柄を見つけやすくなり
- 高配当株投資に対する不安も軽減でき
結果的に、高配当株投資を楽しめるようになります。
でもいきなり全部には手が回らないよね
まずは
の3つを重点的に見ていくのがおすすめです。